株式会社 ユウシン

室外機・配管

室外機・配管移動の重要性

マンション・ビルなどにあるバルコニーや壁付けの室外機。




外壁に沿ってある配管や化粧カバー。





大規模修繕工事や防水工事の際に室外機や配管を移動することはありますか?
移動する必要性はありますか?

こんなご質問をよくいただきます。



今回は室外機・配管移動の必要性と重要性をお話ししていきます。




室外機・配管の移動は必然ではないものの弊社では移動を推薦しています。
移動・復旧にも金銭が発生しますので必然ではありませんが防水工事を施す際の重要な点になります。


実際に弊社で大規模修繕工事をしていただいたビルの実例写真をご覧下さい。




赤丸部分の化粧カバー裏と、青丸部分の室外機下。



赤丸部分の化粧カバー裏。


この化粧カバー裏と室外機下は移動しないと裏面施工ができません


写真のビルオーナー様は7年前に大規模修繕工事をしたみたいですが4~5年で雨漏りが再発しだしたみたいです。
その後2~3年程は管理会社を通し細かな防水工事をなどを度々施工しましたが雨漏りは止まらず。

そこで以前屋上防水工事を施工させていただいた弊社まで雨漏り調査のご連絡をいただきました。

上記の写真は弊社が行った雨漏り調査時の写真です。
化粧カバーや配管裏の塗装が傷んでおりひび割れが見受けられました。

前回大規模修繕工事の際には室外機・配管の裏面施工はされていないみたいです。


赤丸部分の室外機取付け金物と目地の隙間。青丸部分のシーリング劣化。


写真で見ても劣化状況が見受けられます。
こういったところから雨漏りを起こしていることがわかりました。


原因を見つけたからにはここを防水施工しないと全面の防水保証が発行できません。


このビル構造はALC版なので一部から雨水が浸入してしまうとこの雨漏りが原因で
内装までもがかなり傷み内部のボードまで腐食、カビが発生し臭気を起こしていました。
 



これは早急な施工が必要でした。


(室外機・配管裏以外の漏水原因もありました。その他原因は次回コラムでお話ししていきます。)



オーナー様と調査報告書を片手に現場を見ながらしっかりと説明させていただき
今回の大規模修繕工事では室外機・配管の移動を行わせていただき裏面施工をいたしました。




施工後の散水試験の結果…

しっかりと防水が確認でき、壁内部の漏水も起きませんでした



最初は予算面で悩まれましたが、結果オーナー様にも大変ご満足いただきました。

今回の大規模修繕工事では最長7年の保証を発行。
定期的なアフターメンテナンスもありますので工事完了後も長いお付き合いでしっかりと工事に向き合います!





このように見逃しがちな室外機・配管の裏。

大規模修繕工事や防水工事をしたはずなのに雨漏りを起こし二度三度と再施工…
結果費用が嵩んでしまった。ということは実はよくある事例です。


防水工事の大事な施工箇所ですので覚えておきたいポイントです。

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